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2016年9月

2016年9月25日 (日)

一期展

ゴルトベルク変奏曲から始まる世界にラピスラズリの光を与えよ。第51回一期展。前作のラルゴと一気呵成に描いた100号を加えた2作で国立新美術館を目指す。日常は平穏であれ、幸せであれ、愉悦に満ちていたとしても、絵画では苦難と不安に向き合う方法を選び続けている。次とその次とその次を目指して。


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五島紀行

明治期における五島のカトリック信仰の拠点となった堂崎教会堂とその前に広がる透明度の高い海。煉瓦造りと二層の瓦屋根が印象的。

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下五島教会群巡り。白亜の天主堂、聳える尖塔と多様色ステンドグラスが目に映える水ノ浦教会堂。信仰の受難の時期の歴史を今に伝える煉瓦造りゴシック様式を彷彿とする楠原教会堂。木造の白壁と瓦屋根、カラフルで温和なステンドグラスが特徴の貝塚教会堂。

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1899年、井持浦教会堂の前の岩窟に作られた日本で最初のルルドの洞窟。フランス、ピレネー山麓にあるルルドの聖母信仰を引き継ぐ。
同じく1899年に、モーリス・ラヴェルが作曲した《亡き王女のためのパヴァーヌ》を思い起こしながら。

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東シナ海に突出した断崖の大瀬崎灯台を眺める。光が木霊する。輝く先には、過去があるのか。未来があるのか。私は眩しさを受け入れ、現在を生きている。

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大瀬崎灯台の丘の上に足を運ぶ。北村西望《祈りの女神像》に会うことができた。太平洋戦争の時、東南アジアや大陸へ出兵する兵士が最後に見た日本の地が、この大瀬崎であり、彼らの鎮魂を祈るために建立された。熊谷の星川にある慰霊の女神像と通じる造形美と魂が感じられた。私にとり感慨深い瞬間だった。

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奈良尾へ。台風を案じながら。
ビューティフル上五島的なワンシーン。

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上五島にて歴史的教会群巡り。
桐教会。そして、眼前の海。
エメラルドグリーンまたは上五島ブルー。

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1925年に建てられた中ノ浦教会。木造建築。鐘塔が増築された。内部は温かなステンドグラスの光を反射させている。五島を象徴する椿の装飾が施され、祈りの空間を形作っている。水面に浮く教会。ルルドの聖母も微笑む。

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大曽教会。1879年に木造教会が建立された後、1916年に現在の煉瓦造り教会堂となる。八角形ドーム型鐘楼と正面のキリスト像が目に映える。教会建築家の鉄川与助が手掛けた。

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冷水教会。長崎・上五島の教会建築の第一人者である鉄川与助が1907年に棟梁として初めて手掛けた処女作の教会堂。眼前には青い海が広がる。鉄川のその後における名作群の原点はこの教会にある。

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青砂ヶ浦天主堂。1910年に鉄川与助による設計施工により建立された。煉瓦造り、桟瓦葺きの重層屋根構造。内部はリブ・ヴォールト天井が重厚に構え、意匠を凝らした多様色のステンドグラスが輝く。椅子に座る私の中ではバッハ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調が鳴り響いていた。

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上五島の国民宿舎を改装した「マルゲリータ」。マルゲリータ(Margherita)とは、イタリア語でフランスギクまたはヒナギクを意味する。海へ向かう窓。料理も食材と田畑を結ぶ窓の役目を果たしている。アンティパストから、ヒナギクのような檸檬のドルチェへ。

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上五島の教会巡礼の旅。

米山教会は中通島北端の津和崎灯台近くにあり、白壁にアール状の丸みを帯びた鐘塔と単色を組み合わせたステンドグラスが美しい。室内後背部にはキリストと12使徒の最後の晩餐を描いたレリーフが飾られている。

仲知教会は戦後に建立された煉瓦造りが特徴で規模も大きく、内部には壮観なステンドグラスが配され、聖書に描かれたキリストの物語を題材としている。

大水教会は山間の中腹に所在し、白いタイルと渋茶色の塔が目印となり、内部はシンプルなステンドグラスや後背の円窓の青色ガラスが外光を透過している。

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新魚目地区にある丸尾教会。20世紀初頭に建立された初代の教会堂を引き継ぎ、1972年に現在の教会が建造された。有川湾を眺める白亜の聖堂。窓や扉に嵌め込められたステンドグラスも多様なデザインで目に映える。ロザリオの聖女が祈りを捧げている。

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小串郷にてトビウオ漁に出た漁船を出迎えた後、五島うどんの汁などに使われる《あご出汁》の原料となるトビウオの焼き作業を目にした。新上五島町の観光協会の女性陣も加わりながら、トビウオに串を刺す。その並列の具合が豪華でもある。東京新聞の元記者である増田紗苗さんとも面会する。現在は上五島の観光PRや街おこしを進めている。

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頭ケ島教会。世界遺産候補に挙げられている。砂岩質の石造りの教会。教会建築家の鉄川与助が設計着工を担った。1910年に着工し、約10年を要して完成した。ロマネスク調の建築様式にて内部は木造で構築されている。元来は外部の石積みが内部からも見えたが、その後において白漆喰が内側全面に塗られた。上部左右にはハンマービームと呼ばれる木造アームの構造が露出し、薄水色に塗られたアーチ状の梁を形成している。薄め加減の色彩で内部全体に明るさを施し、ステンドグラスも幾何学的模様に描かれ、赤、青、緑の色相が美しい調和を果たしている。ドームの上部は淡い銀色に輝いている。眼前にはエメラルドグリーンの海岸が広がり、入口までの経路には南国を彷彿とする赤い花が咲いている。教会の前にあったキリスト教墓地。青と緑が混じり合う海。空。咲き誇る花々。死は永遠の別れではない。再びの世界に帰ることなのだ。思想や信条を超えて、死を大切に思うことは、ここに生きることを更に大切に思うことなのだ。寄せては帰る波を見ながら、私はそう考えていた。下五島から上五島へ。私の巡礼の旅は静かに終わりを告げた。

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旅の終わりは新たな旅の始まり。バッハ無伴奏チェロ組曲第1番に思いを込めて。

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福江島ーベラス

マーベラス福江島。


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少年平和像

1951年8月8日、城山小学校の正門前に建立された「少年平和像」。富永良雄すなわち若き日の富永直樹が彫刻を担当した。平和への願いは漠然としたものであったとしても、平和の根底には積極的な手段より、そんな穏やかで安らかな願いが必要であることを感じる。

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2016年9月24日 (土)

鳥居

原爆の脅威を伝える一本柱鳥居と、被爆した山王神社の大楠。長崎出身の福山雅治も題材として歌にしている。

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キリエ

北村西望。キリエ。
ラクリモーサ(涙の日)から、
ルックス・エテルナ(永遠の光)へ。

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和敬清寂

北村西望「和敬清寂」
お互いの心を和らげ慎み敬い、
清く寂として、真摯に美と向き合う。

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新たなパルティータ

パルティータ第4番BWV828
「ウーヴァテューレ」

余った2種類の粘土を用いて創作。
色の差が良い感じに焼き上がりました。
...
土器や埴輪ではない世界。


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結ぶ鎮魂

長崎平和祈念像を背景に、戦災慰霊の女神像。長崎と熊谷を結ぶ鎮魂の彫刻。


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北村西望研究への道

北村西望のアトリエが残る彫刻園へ。西望彫刻に対する評価は様々ではあるが、私がこれらの彫刻から凄まじい力を感じ、多くの霊感を得ていることは確かである。今後も、彫塑人としての思想や、試行錯誤を重ねた技法に対して着目し、研究を進めたいと考えている。


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