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2015年4月

2015年4月29日 (水)

コクトーの閃き


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先般のコクトーの肉筆模写を経ての続編となるコクトーのリトグラフ。前者はコクトーの代表小説「恐るべき子供たち」をモチーフにしたものだった。そしてこのリトグラフも同作に由来し、題名は「男と子供たち」。記名の他、円形のJCのサインも残されている。なかなか素敵な構図と質感。




或るヴァイオリニスト

様々な芸術表現が音楽に刺激を与えてくれるという同い年のヴァイオリニスト、庄司紗矢香。そのヴァイオリンから奏でられる響きが、大きな勇気を与えてくれる。彼女のバッハが私の美学的精神におけるサプリだ。彼女が描く油彩も魅惑的な美を放っている。

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鬼犾頭と鬼龍子

湯島聖堂の屋根。鬼犾頭(きぎんとう)と呼ばれる鯱が頭から水飛沫を上げている。聖獣の鬼龍子(きりゅうし)も睨みを利かせている。私は大学から離れて新たな道を歩み始めようとした時、湯島聖堂を訪れたことを思い出した。約10年前のことだ。その当時は気付きもしなかった聖獣から、大きな力を貰ったように感じた。新たな一歩に、光が差す。


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湯島聖堂


湯島聖堂へと導かれ、更に先へと歩むことにしよう。


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恐るべき子供たち

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我が敬愛する芸術家、ジャン・コクトーが1935年に描いた《恐るべき子供たち》連作の中から「恋人」。その肉筆模写。ヨーロッパで描かれたことを知るのみで詳しい筆記者については分からないが、コクトーの特徴を忠実に捉えているように感じた。リトグラフとも異なる肉筆のトレースも珍しいが、軽快な雰囲気もあいまってコクトーの足音が聞こえるような気がする。フランスの美術サイトなどを調べたりしながら、この絵画の原作に興味を持ち、比較的気楽に買える値段でもあったので、手にしてしまった。そして、その時は、この絵画を発端とした物語の続編が始まるとも知らずに。
















2015年4月18日 (土)

7つの歌

ブラームス「7つの歌」ロスマリン。というより、アンダンテ・カンタービレの気持ちで。絵画も、最上の調和を目指す芸術であり、哲学であることを感じる。

山下祐樹「7つの歌」
F50号の世界の中で、
私は穏やかな曲を歌おうとした。

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2015年4月 2日 (木)

桜から始まる。

熊谷桜堤のルネッサンス。
ベートーベンのバイオリン・ソナタ第5番「春」から想起する一目千本の桜。



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万平公園の桜。旧熊谷堤が見える。ニュースなどを朗読、録音して視覚障がい者に伝えるボランティア団体から突然連絡があった。熊谷ルネッサンスの熊谷桜堤の記事が好評で、録音したい。固有名詞などの読み方について教えてほしいとのことだった。とても嬉しいニュースだった。もし、桜という花を一度も目にしたことがなかったとしても、心の中で満開の桜が咲いてくれることを願って。桜を愛で、深呼吸し、また新たな季節が訪れたことを感じている。

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アール・デコとミロンガ・ヌオーバ

アール・デコという無数のひしめき合いの中、外の世界では百花繚乱の季節が始まる。観桜後は、神保町のミロンガ・ヌオーバで、桜のチーズケーキ。 僕らは珈琲を飲みながら、他愛も無い話をして、お互いの締め切りに向き合うための力を手にした。


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歴史遺産リテラシー

三ヶ尻八幡神社にある源義家駒留の杉。この八幡神社のかつてあった本殿建築との関連もあるが、この地域には上州花輪村出身の彫物師集団から派生した多くの秀逸な彫物師がいた。歓喜院聖天堂の彫刻を統括した石原吟八郎から、越後の国のミケランジェロ、石川雲蝶を育てた小林源太郎と栄次郎、飯田系の彫物師などなど、名彫刻家が活躍した場所でもあった。ところが、彼らが熊谷発の彫刻が社寺建築で残されている事例は少ない。少なからず古くはあったにも関わらず、無くなってしまった。継承する担い手が、そのものの真の価値を知り得るかどうかが大切になってくる。そのための歴史リテラシーを育むことが、大きなテーマでもあり、私にとっての課題でもある。江戸で華々しく活躍した彫物師が手掛けた水屋を壊して、利便性の高い鉄筋製の水屋に改修してしまった事例などを見ると、文化財指定に関わらず、小さなものほど輝きを放つ身近な歴史遺産の損失を感じる。そんな勿体無さを目の当たりにした時、まさに、引き継ぐ者にとってのリテラシーが問われているような気がする。


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