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2014年11月

2014年11月30日 (日)

実存主義からの道

今年初めに刊行された『現代思想』。テーマはキルケゴール。國分さんは冒頭で、実存主義が完全に凋落した今となっては、キルケゴールの著作はほとんど読まれていないと、書いている。この見解に賛同できない私は自著『ゴルトベルクから始まる』の中でキルケゴール(キェルケゴール)についての小論を纏めた。フランクフルト学派のアドルノは、出世作である『キルケゴール』にて痛切にキルケゴール批判を行っている。フランクフルト学派は私がここ5年間を通じて関心を持っている事象であるが、そこから見えるキルケゴールは北欧の曇天のように暗く霞むものだった。読まれる機会が少なくなったとしても、私にとりキルケゴールは、野に咲く百合であり、空を飛ぶ鳥のように、思慮深くなくとも自由の在り処を知っている沈黙の師なのだ。キルケゴールへのオマージュもゴルトベルクの中に含まれている。それはフランクフルト学派に対しても同じことなのだ。


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熊谷ルネッサンスの休暇


彬子女王殿下によるテクスト。穏やかな書き方や着眼点がとても参考になります。埼玉新聞で連載中の熊谷ルネッサンスへのインスピレーションを与えてくれます。ちなみに熊谷ルネッサンスは、衆議院選挙の影響で今年中は休みとなり、新年の再開となります。テクストという貯金を増やしていけたらと思います。

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青からの道 青への道

皆さんからの温かなバースデーメッセージ、ありがとうございます。32歳になりました。ふと、10年前の自分はどんなことをしていたのかと思い出しています。おそらく大学院に入学しようとしていた時期かなと。それから大学院に入るも、失意のままに新たな道へ。哲学から文化財へ。けれども、その岐路が今に繋がる道となっていることも明らかで、日々精進するための仕事を私に与えてくれています。その中で、自らの責務とか関係なく、やりたい哲学研究をして、何かを表現したい欲求と共に、時間があれば絵を描き、詩や小説を書いています。好きなアナザースカイを見つける。やりたい自分を見つける。これからも研鑽を積んでいこう。これからも一歩一歩、歩んでいこう。今後とも宜しくお願いします。


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2014年11月21日 (金)

ペリエ・ジュエ


先日、お祝いとして頂戴したシャンパーニュ・ペリエ・ジュエ・キュヴェ「ベルエポック 2004」。ボトルにはエミール・ガレがデザインしたアネモネが描かれています。折角なので、絵を背景に。案の定、美品の艶消しになり恐縮ですが、感謝申し上げます。



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2014年11月16日 (日)

ジム・トンプソンあるいは実験ノート

これは昨年の夏に相方から貰った東南アジア旅行のお土産。質感の良い装丁の中にはメモ帳が入っている。まだ何もメモを書いていないのだが、メモを書かないメモ帳もそれはそれで存在価値を有している。書かないからこその意義や価値もある。それに対して、執筆を担当している埼玉新聞の熊谷ルネッサンスの内容については、上島珈琲店のギフトセットを紹介する折り込み型パンフレットの裏面に書いたりしている。歓喜院聖天堂×ブラームス交響曲第1番、星溪園×作庭記×重森三玲、片倉シルク記念館×ギャンブレル屋根、熊谷染×ウィリアム・モリス×柳宗悦×アール・ヌーヴォー。こんなマリアージュの実験を仕事の一つにしてしまっている。ある意味、実験ノートみたいなもので、パンフレットの余白にさえ、アイディアの源泉とインスピレーションの着地点は確かにあるように思う。

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シルエット

星溪園経由のシルエットにて一人。知る人ぞ知る名店。朝はコーヒー店となる。



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サン・ファン・デル・オロ テュービンゲン マルクス


私はペルー産のサン・ファン・デル・オロというコーヒーを飲みながら、大井正の労作を読んだ。難解なテーマでありながら、実に分かりやすい。大井はテュービンゲンにて、私の哲学の師である尾崎和彦先生と出会い、大学に招聘した。そんな逸話を思い起こしていた。


大井の著作から始まる思索。マルクスは『資本論』第3部第7編第48章にて、人間の精神的生産の発達のためには、労働日の短縮が根本条件であると論じている。労働日の短縮のためには、労働手段の発達が必要であると規定する。近代を超えて労働手段の発達は顕著たるものがあるが、特に日本においては、労働日の短縮が進んでいるとは思えない。マルクスの規範に従おうとも従わずとも、労働日の短縮は、ワーク・ライフ・バランスを維持する上での大前提となることは明らかである。

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私はゴルトベルク変奏曲について問い掛けた。

紀伊國屋書店にて自分の本を検索してみた。在庫はないものの、書名と著者名が出る小さな感動。

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アーツ・アンド・クラフツという熊谷染


独自色をしたためた熊谷ルネッサンス。
アーツ・アンド・クラフツという
熊谷染。
熊谷染×ウィリアム・モリス×柳宗悦×アール・ヌーヴォー
私は私の色で書いた。

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ハイデガーと私の関係


ハイデガーの孫弟子、大井正の著作、その孫弟子の私。

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サンボリスムの眩さ

神保町にて入手した本。世紀末の夢。サンボリスム。数年前に私は青のユーゲントシュティールという個展を開催した。私の芸術論は、あくまで個展的な方法に基づいているのかも知れない。著者のポートレートも、指揮するマーラーのように。


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2014年11月 7日 (金)

飛ぶ鳥

神保町。古書の秋祭り。古瀬戸珈琲の壁絵。「飛ぶ鳥の」という枕詞に続く言葉を知った時、Oasis「Don't Look Back in Anger」が頭の中で流れていた。



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個人的関心の変遷が分かる書棚

立花隆の書棚探訪的な本を思い出しつつ、書斎を少し整理した。和書を中心に、知に対する個人的関心の変遷が分かる。

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ミハエル

私にとっての軽井沢のカフェといえば、「ミハエル」。古い写真を見ると、自分の記憶にないくらい小さな時から、この場所に来ていたようだ。カフェというか、喫茶店。小道に面しながら、サイクリングしている人や木々を眺める。いつまでも残っていて欲しい店。いつまでも私のイマジネーションとクリエイティビティを後押しして欲しい。雲場池まで歩いた。その後、ミハエルに立ち寄った。橙色の灯火とコーヒーの香しい湯気が優しく包み込んでくれた。


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文化財建造物のプレス

市報の文化財連載記事。今回のテーマは、熊谷聖パウロ教会。温かみのある煉瓦造りの礼拝堂。「タウンタウン小麦」の最新号は、市報と共に全戸配付。市内の高校とコラボした創作スウィーツの特集を中心に。私が担当した文化財の連載記事は、平山家住宅について。

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2014年11月 1日 (土)

旧軽井沢礼拝堂


音羽ノ森の旧軽井沢礼拝堂は、軽井沢に別荘文化を導き入れた宣教師アレクサンダー・クロフト・ショーによって創設されたショー記念礼拝堂の附属教会。それは英国国教会、日本聖公会の正統を受け継ぐ教会で、熊谷にある国登録有形文化財の熊谷聖パウロ教会と兄弟の教会という不思議な繋がりもある。

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希望

2014年10月26日。
高い山から、深い谷から、何千回も挨拶を送る。多くの感謝を込めて。





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熊谷シルクの歴史

埼玉新聞にて隔週連載の熊谷ルネッサンス。今回のテーマは、片倉シルク記念館。アートな文化財としては、絹産地の歴史に重きを置きながら、屋根の形状に着目。ギャンブレル屋根の由来については、本邦の文献に詳しく説明されていないので、洋書を紐解きました。東京きものの女王の土田彩花さんからのコメントも頂きました。熊谷シルクの歴史を語り継いでいきます。


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