2017年11月30日 (木)

熊谷ルネッサンスの旅


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熊谷ルネッサンス。ようやく上梓できました。表紙は熊谷染アレンジメント。内容もオールカラー。文化財・文化遺産に対するアプローチとしては本邦初の内容になっていると思います。巻頭言は金子兜太先生に書いていただき、私と先生の対談も掲載しています。熊谷ルネッサンスの旅をお楽しみください。

2017年11月14日 (火)

新たなるバロック

熊谷ルネッサンスの刊行も遅れる中、新たなるご案内になりますが、12月21日〜12月26日、熊谷市緑化センターホールにて絵画展「新たなるバロック」を開催します。2年ぶりの絵画展。詳細が決まり次第、お伝えします。クリスマスシーズンの予定に一つ追加していただけたら幸いです。

絵画展では演奏会を開催します。
ヴァイオリニスト石亀希実さんによる無伴奏を。
会期:12/21〜12/26
演奏会:12/25 18時〜

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2017年9月29日 (金)

「熊谷ルネッサンス」+「熊谷の俳句」 山下祐樹+金子兜太




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「熊谷ルネッサンス」+「熊谷の俳句」から、熊谷の歴史と文化遺産を結ぶ「道」へ。僭越ながら俳人の金子兜太先生の協力を得て、歩みを続けています。完成までは遠からずも、ようやく最終楽章の半ばに至った感触です。新聞の連載が終わってから約1年、内容の補整、解説や写真などを増補し、A5版オールカラーとして刊行することになりました。直前に開催される「金子兜太と金子家の俳人たち」展にてギャラリートークできるという絶好の機会を頂戴しましたのも運命的な縁で、急遽フライヤーを作成しました。目的地まで一進一退が続く中、今少しお待ち頂くことになりますが、どうぞご参照ください。市内の書店やAmazonなどで販売予定です。宜しくお願い致します。




「アウフヘーベン」(aufheben)


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最近語られることが急に増えた「アウフヘーベン」(aufheben)。日本語では止揚ともいう訳語が使われる。ドイツの哲学者ヘーゲルが唱えた概念で、ヘーゲル哲学の根幹である弁証法に由来する。弁証法は、相反する、または同一ではないAとBが向き合い、発展を目指して、Cを導き出すという方法で、Cの中にはAとBの特質が厳選されて残り、必要ではない性質は廃棄されるということになる。これが弁証法の基本姿勢であり、アウフヘーベンという動きである。つまり、AとBがアウフヘーベンされてCになると表現できる。日本語での「止揚」という言葉を見ると、AとBが一度立ち止まり、協議し、吟味し、選択し、廃棄し、上位を目指して浮揚するという意味で実は適当な訳語であるように思う。その意味を踏まえて「揚棄」と訳されることもある。ヘーゲルにおいては、この弁証法の行きつく最高の発展形態を「国家」と規定している。例えば、相反する戦争と平和がアウフヘーベンされるとすれば、軍事力を持ち抑止力があるとともに、平和主義を念頭に置いた国家という、ある意味、近代では現実的に捉えられる国家体制が導かれる。アウフヘーベンという言葉は、アリストテレスのようなギリシア哲学にある「中庸」の論理に通じるようにも思える。




アルペジョーネ



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朱麦会絵画展
長島弘《旅立ちの歌》
山下祐樹《アルペジョーネ・ソナタ》
アルペジョーネとの久しぶりの再会


俳句、記憶、光の前にて


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伊昔紅、兜太、千侍ら金子家と関わりの深い皆野の「吉見屋」。秩父俳人の集う場であり、関連する資料の保存を続けている。その離れ奥座敷の写真とともに。私としても長らく記憶に残る展覧会となることだろう。いつかこの場所に足を運んでみたい。




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皆野文化運動の潮流。照明のアレンジメントが空間を引き立てていた。








八木橋百貨店創業120周年事業企画展「金子兜太と金子家の俳人たち」ギャラリートーク

八木橋百貨店創業120周年事業企画展「金子兜太と金子家の俳人たち」。巨人兜太誕生の必然 皆野町の近代俳句インキュベーションの歴史とその理由を探る! ギャラリートークは兜太先生の想いとともに盛況で無事に終了しました。「ホトトギス」から「馬酔木」を経て父の伊昔紅と兜太へという伏線と、熊谷の俳句を行き来しながらお話をしました。ギャラリートークをご提案くださった八木橋の宮地さんをはじめ、ご協力いただいた皆様、ご来場された大勢の皆様、ご関心をいだいていただいた皆様に感謝申し上げます。そして、新刊本の『熊谷ルネッサンス』についても紹介させていただきました。


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フォトジェニックな庭園


星溪園にてフォトグラファーのロケハン。デモンストレーションとして撮影。私ではなく、誰か有名なモデルなどを想像してみてください。被写体を引き立たせてくれるフォトジェニックな庭園です。

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2017年9月16日 (土)

未完成交響曲

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シューベルトの未完成交響曲。ふと想像していた曲が、偶然にも目にした番組の主題となっていたとしたら、不思議な運命を感じるのは必然であるようにも思える。

日本のオーケストラ運動草創期を支えた名指揮者、近衞秀麿(1898~1973)について取り上げたBSプレミアム『玉木宏 音楽サスペンス紀行~亡命オーケストラの謎~』を目にした。世界最高峰のベルリンフィルで初めて指揮をした日本人、近衛秀麿。彼は自身のオーケストラを隠れみのに、ユダヤ人の国外脱出を手助けしていたという。亡命オーケストラの謎を明かすサスペンス紀行であった。その関連として、ナチス・ドイツに占領されたポーランド、戦禍で疲弊したワルシャワで近衛指揮により、ポーランド人楽団員による秘密のコンサートが開かれた。その時の曲目が、シューベルト未完成交響曲であった。

私はなぜに未完成交響曲であったかという問いに自問自答し、一つの答えを導いた。シューベルトは生粋のウィーン人のように思われがちであるが、シューベルトの一家の出身は当時も領土争いの中にあったポーランドのシュレージエン(Schlesien)であり、シューベルト特有の憂愁なる旋律の根源はこの東欧的なるものに由来しているのではないかとも評されている。なぜに西欧の古典派音楽の演奏が禁じられていたワルシャワで秘密裏に演奏された音楽が未完成交響曲であったのか。その真相は不明であるが、この番組で響き続けた未完成交響曲が余りにも印象的に感じられた。

シューベルトの人生は短く、その音楽的構成は未完成であったのかも知れないが、未完成であるからこそ、完成を目指して旅を続ける意味を私たちに伝えてくれるかのようである。未完成交響曲の第一楽章には祈りに似た、深刻な事態の奥底に輝く小さな光がある。それはポーランドの悲劇的な中で響いたことと同じであるように。その光は、何とも形容し難い、美しさを放っている。

2017年8月 5日 (土)

倒木更新

埼玉新聞、投稿随筆欄。
「倒木更新」
祭り、歴史の継承、庄司紗矢香さん、
そして自分自身に向けて。


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